修辞を実践して言語システムを暴きたい

修辞法の前提であるレトリックの定義
他人を説得したり感化したりするためにことばを使いこなす技術
その技術についての研究
説得を計算したことばづかいによって表現された文章。
わざとらしい、あるいはこれみよがしな表現を特徴とする文体

修辞テクニック その1
対義結合
本来ならば意味的に対立する二つの語、]、Yを結びつけた表現形式
例:「公然の秘密」「有難迷惑」「うれしい悲鳴」「急がば回れ」「負けるが勝ち」
ポックリボーイ的応用
「野菜を食いたいときは肉を食え」「汚れ石けん」「近未来型原始人」「役立たずオッパイ」「ネギ白米」「オッパイ役立たず」「使えないオッパイ」「井上陽水」「井上オッパイ」

修辞テクニック その2
緩叙法(かんじょほう)
ある物事を印象づけるため、それと反対の物事を否定する表現方法。
例:「その洋服いくらした?」「まあ、安くはなかったね」
ポックリボーイ的応用
「昨日、原爆落ちた?」「まあ、落ちなくはなかったね」
「猫まっしぐら?」「犬ほどじゃないね」

修辞テクニック その3
誇張法
ある物事を印象づけるために、その程度を実際以上に大きくあるいは小さく表現する方法。
ポックリボーイ的応用
地球ほどの大きさの鳥が、宇宙ほどの大きさの翼をバサバサと羽ばたかせ、米粒ほどの空間を飛んでいる。

修辞テクニック その4
列叙法(れつじょほう)
ある物事を印象づけるために、さまざまなことばを積み重ねてそれを表現する方法。
ポックリボーイ的応用
昨日、家に来た天狗は、非常に煌々と、細々と、ニヤニヤと、感情的、かつ論理的な方法を用いて死んだ。当然ながら、鼻はもげた。滑稽なまでに、悲しいまでに、素敵なまでに、もげた。

修辞テクニック その5
漸層法(ぜんそうほう)
列叙法と違い、単なる語の羅列ではなく、徐々に勢いを強めながら最高潮に盛り上げてゆく方法。
ポックリボーイ的応用
私の父は、次第にサルのようにすばしっこくなり、あっという間にチンパンジー並みの知能を獲得した。
なおかつ、頬にマントヒヒ特有の色彩を浮かべ、オランウータンのように森を自由に闊歩し、ついには、ゴリラわっしょい。ゴリラわっしょい。ゴリラわっしょい!わっしょい!(最高潮

修辞テクニック その6
対照法
二つの意味的に対立する物事、X、Yを並べることにより、両者の性質を鮮明に対比させる表現方法。
ポックリボーイ的応用
こうもりにおける「鳥っぽい部分」は、こうもりが飛行するという事実によって発生する。一方で、こうもりにおける「鳥っぽくない部分」は、こうもりにくちばしがないという事実によって発生する。つまり、こうもりが飛行しなければ、こうもりの「鳥っぽい部分」は解消し、こうもりにくちばしがついていれば、こうもりの「鳥っぽくない部分」は解消する。

修辞テクニック その7
対句法(ついくほう)
対照法が意味的に対立する物事を並べるのに対して、同じ形式、同じ長さのことばを並べる表現方法。並べられる事柄は必ずしも対立しない。
ポックリボーイ的応用
象は大きいね。でも、あんまり動かないね。蟻は小さいね。でも、よく動くね。

修辞テクニック その8
用語転換法
文体が単調にならないように、同一表現の繰り返しを避け、同じ(似たような)意味をもつ他の表現を使用する方法。
ポックリボーイ的応用
全てのにぼしが素晴らしいにぼしであると断定することは愚かです。そもそも、にぼしは素敵であるという考え方に、狂気が含まれていると言っているのです。たいていの場合、にぼしといえば魚なのかもしれませんが、魚でなくてもにぼしである可能性の存在がありますから、「魚=にぼし」という等式形成は道理を欠いてるとしか思えません
熊のにぼしを食べてみることが、世のため、あるいは、人のためになると言うのであれば、そんなものは狂言であるといわざるを得ません


ポクポクライフトップ

ポックリボーイの部屋