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 12月16日(火) 蒙古タンメン中本@吉祥寺 らーめんぺぺ@三鷹 ビアバードランクバット@三鷹
この前の国語力検定2級に引き続き日本語検定2級に合格したんだけど併願した1級に落ちたので納得はいってません。

2級以上の問題だと、意味が問われる語彙ひとつ取っても「吝嗇」「須臾」「猖獗」「瀰漫」レベルだし、慣用句系も「秋波を送る」とか「謦咳に接する」レベルでけっこうな鬼畜ではあるんだけど、僕は2級も1級も普通に受かってるつもりだったんですよ。

2級の問題で僕が最も成績が圧倒的に良かったのが下のチャートに示されるように語彙で得点は92点でした。
なのに、あろうことか1級は語彙の得点がこのように↓低すぎたために落ちてしまったという皮肉っぷり。
言い方を変えれば語彙不足が1級合格の足を引っ張った。
僕の感覚からすれば語彙は得意分野だと思い込んでいるわけですが結果がそうなってない。2級だとそうなってるのに1級だとまるでそうなってない。総括して僕には語彙が足りてないということになります。

そもそも僕は2級も1級も問題を解いていて特に難しいという感覚はなくて両方とも受かっていると思っていましたので、これはとんだ驕りだったわけです。いずれにしても日本語は僕にとっての重要な思考の源泉であり、今後一生つき合うわけですからめちゃくちゃ真摯に向き合いたいってのはあるんですよね。日本語を使ってボケるにしても、ボケというのが「本質からのズレ」である以上、まずは本質を知ってなきゃならないってのがありますからね。これは1級リベンジ視野です。

これでいままでコレクションした検定は、「和食検定2級」 「料理検定2級」 「日本ビール検定2級」「漢字検定2級」「江戸文化歴史検定3級」「語彙・読解力検定準1級」「国語力検定2級」「日本語検定2級」「さかな検定2級」 「接客サービスマナー検定2級」「東京シティガイド検定」「井の頭公園検定2級」「魚食スペシャリスト検定3級」になりました。
次は「キリンの背中からシマウマの背中へ飛び移り検定」を受けたいと思います。

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『蒙古タンメン中本』で吉祥寺期間限定メニューのSIRATORIです。まるで『中本』感がないですね。
かなり洗練されている秀逸なメニューです。いままで食べた『中本』の非辛メニューでは一番好きかもしれません。でも途中で別売りの北極スープ180円をスープにぶちまけて辛くして食べます。非辛はそうやって食べるのが僕のセオリーなのでした。

23時近くに『らーめんぺぺ』に行ったら『ささの葉』のヘビーユーザーで『らーめんぺぺ』歴がけっこう長いたっちーがいたので2人でにわかプチ宴会です。
ちなみに今日僕が食べたのは5番(いかたけのこピーマンからし炒め)です。
たっちーはあだ名が「9番の男」って付けられてるくらい9番(肉にらもやしからし炒め)しか食べません。ひととおり食べてからの結論だそうです。

帰りに去年三鷹南口にオープンした『ビアバードランクバット』でマスターのオガさん(『ささの葉』に来たことがある)とビール談義をして帰ったのであります。
オガさん、めっちゃビールに熱いです。店まで開いちゃうんだから当たり前かもしれないけど。
 12月15日(月) 三藤@自由が丘 びぎ屋@学芸大学駅 すし松@吉祥寺
「絶対優位の矛盾にキスを」の15秒動画をアップしました。

絶対優位の矛盾にキスを 15秒動画
これは自転車に乗っている時に急に思いついたメロディーなんですよね。
僕の場合、メロディーを作る時は「いきなり思いつく」か「鍵盤の前で苦戦する」かの2種類しかないわけですが、「いきなり思いつく」っていうパターンの場合は当然に安産なんですよね。いわゆるミュージシャンが「天からメロディーが降ってくる」みたいにかっこつけて言うのがこの「いきなり思いつく」っていうやつだと思うんです。

かといって「いきなり思いつくメロディー」が「鍵盤の前で苦戦して作ったメロディー」よりも良いか悪いかってのは関係ないと思います。結局は自分の脳から出てくるものなのでセンスの源泉はまったく同じだからです。むしろ鍵盤の前で実際に指を動かしながら実験的にメロディーをいじったほうが良い場合もありますからね。ようするに、天然マグロが養殖マグロより旨いってことはないんです。そういうのは偏見というか神話なんですよね。

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今回の「ミシュランガイド東京2015」で初めて東京のラーメン店がビブグルマン(5,000円以下で食べられる調査員オススメの旨い店)として22店掲載されました。

ビブグルマンとしては北海道のラーメン店が2012年版のミシュランで真っ先に掲載されました。
留萌の『海栄らーめん』、旭川の『蜂屋』『一蔵』は僕も行ったことがあります。ていうか『蜂屋』は大御所すぎて旭川ラーメンの理念型店のひとつですからね。ラーメン店のビブグルマン掲載としては福岡も北海道に追随していますね。

数年前、香港ミシュランで世界初のラーメン店としての1つ星を獲得したいまはなき表参道『MIST』の支店を例外化すれば、この22店は東京ラーメンとして初めてのミシュラン掲載ということで非常に大きな意義があると思います。ちなみにその香港ミシュランで1つ星を取った『MIST』の店主である森住さんは今回の「ミシュランガイド東京2015」のビブグルマンに別店でちゃっかり掲載されています。

「ミシュランに載ったかどうかなんて店の価値と関係ない」みたいなテーゼのたて方って一面ではまっとうすぎるほど正論なのですが、角度しだいでは深入りすればするほどやっぱどこかで破綻すると思うんです。ましてやいまはインターネット世界なのでそういうきれいごとはどんどん野暮化するっていうのもあるでしょう。僕が見る限りこの世界は情報で動いているんだもの。少なくとも僕はものすごくミーハーなのでアレなんです。アレね。

ってことで、ミシュランのビブグルマン掲載店22店のうち僕が行ったことがある店はちょうど半分の11店しかなかったのでちょっとコレクション魂にエンジンをかけて未食店を回収します。1軒目は自由が丘の『三藤』です。駅からかなり遠いのとド平日だったからか客は僕ひとりだけ。いやこれは旨いです。スキがなさすぎます。スープ瞬飲でした。

2軒目は同じく東急東横線学芸大学駅の『びぎ屋』の醤油ラーメン。
フレンドリーなのに精密な味なんですよ。染みる染みる。まるで文句のない美味しさでした。

吉祥寺元町通りの回転寿司屋『すし松』です。
「松屋フーズ」の回転寿司屋業態なんだけどなかなか美味しくてヒットしております。土日は行列ができるほど人気があります。

真夜中の『らーめんぺぺ』。
背徳の激ウマっぷりを放つ3番(肉キャベツ味噌炒め)。無我夢中で食べました。旨すぎる。
 12月14日(日) 蕎麦処ささい@武蔵境 おそば仲屋@武蔵境
「旅」という概念にゲシュタルト崩壊しました。

「旅」ってなんなのでしょうか。ウィキペディアの「旅行」のページを熟読すればするほど分からないです。たとえば僕が行ったことがない金沢に行くとしたらそれはどこからが旅なのか。家を出たとたんに旅なのか。「ささの葉」に行くために家を出たらそれは旅の一歩ではなく、金沢に行くために家を出たらそれは旅の一歩なのか。行程である吉祥寺-東京間まで含めてすでに旅なのか。そういう物理的定義がすごくあいまいじゃないか。

たとえば僕は金沢よりも何倍も遠い北海道によく帰るけどそこに旅という感覚はいっさいない。だけど、北海道よりはるかに近い金沢に行くとしたら僕はものすごく旅感を感じるに違いない。北海道に行くことが僕にとっては「未知を志向する旅」ではなく「既知を志向する帰省」だからです。

反対に、僕が北海道に帰ることに旅感は一切ないけど、北海道に行ったことがない人が北海道に行くのはものすごく旅感があるに違いない。同じ行程を踏むのに目的地に住んだことがある人と住んだことがない人の気分のギャップは非常に興味深い。

いったいぜんたい「旅」ってなんなんだ。

少なくとも、「旅」という概念に人格を持たせると僕はスナフキンしか浮かんでこないです。
要するに「旅」と「人」を合わせた「旅人」という概念の核心にスナフキンがいます。あいつ旅しかできないじゃないですか。旅の権化じゃないですか。

でも肝心の「旅」がなんなのかはやっぱ分からないですね。

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『蕎麦処ささい』の野菜中華そば。ようするにタンメンでしたが蕎麦屋のタンメンってのがポイントです。

昼に蕎麦屋のタンメンを食べたので今度は『おそば仲屋』でかつ丼。蕎麦屋のかつ丼ってのがポイントです。
 12月13日(土) 春木屋@吉祥寺 東大楼@武蔵境
「そうだ 京都、行こう。」のキャッチコピーは本当に秀逸ですよね。

短いフレーズながら静謐で重みがある。キャッチコピーの本質は言葉の引き算だと思いますね。短いフレーズの中にいかに高密度の情感を含ませるか。こう、行間にどれだけの意味を持たせるかってのが重要なんですよ。もともと俳句ってのはそういうことだと思うんですが、キャッチコピーはもっと自由がきくしずっと広がりもあると思います。

ウィキペディアに過去のコピーが載ってたのでしみじみ見てたんですがやっぱりいいです。いくつか抜粋します。




これを踏まえて僕もひとつコピーを考えてみました。

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『春木屋』は毎年冬季限定で出す味噌ラーメンがとても美味しいです。
味噌ラーメンって味噌が強すぎて出汁で食べさせるって感じじゃないんですよ。出汁で食べさせるラーメンはやっぱり醤油とか塩なんですよね。だけど、この味噌ラーメンはめちゃくちゃ出汁が深いんです。さすが『春木屋』だなってのが詰まりまくってる傑作です。

油そば発祥の聖地『珍々亭』に至近。
というか駅前の一等地にあるんですが、地元民で溢れかえる街の中華屋『東大楼』で油そばです。
オールドスタイルの正しい油そばですね。うまいうまい。
 12月12日(金) むさし野@武蔵境 ささの葉@吉祥寺 谷記@吉祥寺 ミコリン@吉祥寺 富士そば@吉祥寺
おぞましい居酒屋を目の当たりにしました。

たたずまいは普通の居酒屋なんですね。赤ちょうちんが煌々と灯る入り口には年季の入った縄のれんが下がっているむかしながらの風情のある居酒屋。しかし、そこから出てくる客が異様なんです。みんな片腕がもぎとられて出てくるんです。

しばらく観察したから分かったんだけど、その居酒屋に入る前は両腕があった客が出てくるときには全員片腕がもぎとられて血を滴らせながら出てくるんです。なのに全く痛そうじゃなくてむしろ上機嫌なんですよ。赤ら顔で縄のれんをくぐりながら店内を見返り、笑顔で「ごちそうさま!また来るよ!」なんて言ってるんです。いや、片腕をもぎ取られて「また来るよ!」はないだろうと思うじゃないですか。

いったい何なんだこの居酒屋は?いったい中で何が行われてるんだ?と狼狽していると、とつぜん、メインストリートのバス通りの方から颯爽と千手観音が現れて居酒屋の中に客として入っていたんです。

これは見ものじゃないですか。千本の腕を持つ千手観音が居酒屋から出てきたときにどうなってるのか?直感的には500本の腕がなくなって出てきそうだなとは思ったんですね。そしてしばらく待っていると店の中から千手観音が出てきたんです。僕はとっさに千手観音の身体を凝視しました。そして言葉を失ったんです。なぜなら観音には1本の腕も生えていなかったからです。そう、千手観音は0手観音と化していたのです。

次の瞬間、0手観音は鬼のような形相になり、僕を睨みつけながらこちらの方につかつかと歩み寄ってきました。突然のことに僕は恐怖のあまり逃げることもできずそのまま立ち尽した。

0手観音の顔が僕の顔にぶつかりそうになるまで近づいてきた瞬間、僕はパッと重力から解放され真っ白い光に包み込まれていました。一輪の大きな蓮の花が僕の視界に入ってきました。あまりにもまばゆく神々しい蓮の花。たぶんそれが光の源なのでしょう。

そこから僕は万手観音になっていました。いま僕の胴体からは1万本の手が生えています。僕は0手観音と化した千手観音と融合して万手観音となったのです。

だからもちろん僕には千手観音だった時の記憶もあるんですね。というよりもポックリボーイとしての記憶と千手観音としての記憶が統合され新たな「僕」になったのです。かつて僕が持っていた千本の手は、どのような衆生をも漏らさず救済するためのものでした。しかし、苦悩が爆発的に増幅した現代においてはたった千本の手ではすべての衆生を救いきるには無理が生じてきたのです。

僕には1万本の手が必要だったんです。
そもそもポックリボーイは僕の新たな9,000本の手の材料となるべき存在としてこの世に造成された存在でしかなかった。だから僕に取り込まれるのは必然だったのです。

念願だった1万本の腕を得た以上、いまから僕はあらゆるいかなる衆生も救ってみせましょう。

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あまりの美味しさと雰囲気の良さに感動して二日連続で『むさし野』です。看板メニューのサバの味噌煮定食。旨いです。

『ささの葉』で久々のマグロ。この艶っぽさは尋常じゃないです。
ピンクがあでやかなエンガワ。弾力も旨みも最強。
蒸しガキ。汁の旨みがヤバすぎました。

『谷記』です。安定すぎます。

このあと、『ささの葉』にリターンして、ジブリ美術館の深谷さんとボスと合流して『ミコリン』に流れてからの『富士そば』〆。この蕎麦を食べた記憶がないのは当然ながら、もはやひとりで〆たのかみんなと〆たのかさえ覚えてないです。
 12月11日(木) いしはら食堂@三鷹 むさし野@武蔵境 波浮港@武蔵小金井
 大黒屋@武蔵小金井 ささの葉@吉祥寺 ホープ軒本舗@吉祥寺
「サンタクロースの存在をいつまで信じていたか?」という質問をしてくる人がいますよね。

その質問の意味が分からないんですよね。当然ながら毎年クリスマスイブの夜には僕の枕元にはプレゼントが置かれるんですよ。逆にそうじゃない人がいるんでしょうか。もちろんトナカイに乗ったサンタクロースが夜空を移動してそのプレゼントを世界中に配っているわけです。だから「いつまで存在を信じていたか?」と言われてもまるで意味が分からない。信じるも何もサンタクロースは存在するじゃないですか。

じゃあたとえば、いきなり「あなたはタマネギの存在をいつまで信じてましたか?」って訊かれたらビックリしないですか?いや、いつまでとかじゃねえよ!タマネギはいつまでもクソもなく存在するだろ!っていう。

だから僕は推理してみたんですよ。
これは仮説ですが「サンタクロースの存在をいつまで信じていたか?」って訊いてくる人ってたぶんサンタクロースが見えない人なんじゃないでしょうか。

ただ、「自転車の存在をいつまで信じていたか?」と訊かれたら、僕の場合は小学校5年生くらいまでは信じていたと答えます。もちろんいまは自転車なんてものは架空の機械だってことは重々知っているのですが、やはり子どもって純粋だから自転車なんていうバカバカしいものでも実在すると思い込んじゃうんですよ。自分で存在しないことに気がつく人もいれば親からカミングアウトされて気がつく人もいるでしょうが、自転車の存在に関しては誰だって子どもの頃は信じてたでしょうね。

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『いしはら食堂』の最終奥義ウインナーエッグです。バカみたいに美味しいです。

武蔵境、三鷹、西武柳沢、東伏見の4駅の中間に位置するゾーン。つまり、どの駅からもめちゃくちゃ遠いゾーンにある定食屋『むさし野』です。食べログ登録なしの大当たり店ですね。ここがガテン系の人で賑わっていて唐揚げも旨いんです。たまにこういうところを引けるのが食べあるきの妙味です。

武蔵小金井の真っ暗な住宅街にポツンとある『波浮港』は伊豆大島料理がメインの良店でした。
めっちゃ明るいお母さんがひとりで切り盛りしていて非常に癒される空間です。居酒屋のかがみのような店でした。

大人気の『大黒屋』は「ザ・庶民居酒屋」でした。豚レバ刺しが食べられる貴重な良店。

結局は『ささの葉』です。身離れが神がかっている太刀魚の塩焼き。ボスからの差し入れです。

ひとりで『ホープ軒』で〆たようなのですがいっさい記憶はないです。『ささの葉』の時点でほとんどのことを覚えてないんだから。
 12月10日(水) 一輝@武蔵関 梁山泊@武蔵関
保護司ってご存知ですか?

簡単にいえば、犯罪をおかした人を更生させるためのボランティア国家公務員です。かつて僕も保護司をやっており、おもに非行少年の社会復帰活動を行っていました。任期は2年なんですが僕は再任含めて4年だけ保護司をやったんですね。

その活動の中で最も印象に残っているのがH君という14歳の少年でした。
家庭環境も複雑だったのですがH君はまあ同年代の友達を刺し殺してしまったんですね。彼を更生させるのはとても大変でした。非行少年でもまれなケースだったのですが、保護観察中、H君はあろうことか地球を破壊してしまったんです。さらには宇宙を崩壊させました。彼の「能力」は余裕で人智を超えてしまっていた。H君の「能力」は僕の「能力」にさえ比肩しうるほど強大なものだったのです。

僕はH君に対してそのような破壊行為がどれだけの悲劇を生むのかを訥々と説いたんです。
すると僕の熱意が通じたのかH君は涙を流して反省してくれた。だけどもう、宇宙はすでに崩壊しており僕の「能力」をもってしても地球をもとどおりに再現することはできなかった。でも、僕はH君が更生してくれたことがうれしかったんです。H君の更生こそが僕の保護司としての責務なのだから宇宙が滅ぼうが地球が滅ぼうが知ったことじゃないんです。

ちなみにこれはいまから10年後、実際に起こることです。

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僕が食べログレビューを書いてしまったほど好きな洋食屋『三浦亭』も満席で、とんかつの『味よし』もべらぼうに席数が多いのに地元民から人気がありすぎて満席だった武蔵関でした。去年オープンした和衷折衷をうたう居酒屋『一輝』がランチメニューでラーメンをやってたので回収してしまいます。鶏塩ラーメン。

どうしてもたまに食べたくなる『梁山泊』の肉あんかけチャーハン。旨いなあ。唯一無二なところが偉大です。
 12月9日(火) 支那そば あおば@武蔵境 しんや@高円寺
松尾芭蕉が見たらどんな俳句を詠むだろうかというレベルで風情のあるシーンを目にしました。
コンビニのゴミ捨て場の脇に「赤いきつね」の真髄ともいうべき油揚げが堂々と残されている。これを食べた人は「赤いきつね」は好きだけど油揚げだけが嫌いだったのだろうか。どんなストーリーが背景にあってこのようなかたちで油揚げが残されたのか。

ようするに、事情がどうであれこの油揚げに込められた「食べた人の残り香」がすごく切ないんですね。少なくとも故意的に残したという事実だけは確実に読みとれるんです。あまりにも堂々と残されているわりには遠目でみると凄まじい寂寥感がありますよね。
この「堂々さ×寂寥感」の狭間に生じた蕭索たる風情。まさにこれが「侘びと寂び」なんですよ。現代のコンビニのゴミ捨て場でも「侘びと寂び」は充分に発現しうるんです。

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『支那そばあおば』の塩ネギラーメン。
つい先日、「ミシュランガイド東京2015」のビブグルマンとして世界史上初めて東京のラーメン店22店舗が掲載されましたが、そのほとんどが最近オープンしたばかりのいわゆる「清湯系」の新店でした。濃さとかこってりさとかが優先の男受けインパクト系じゃなくてストイックに出汁の妙味で食べさせるあっさりラーメンですね。ようするにラーメンの鬼こと故・佐野実から発した素材重視の店が猛烈にミシュラン受けしている。

そういう意味におけるミーハー価値判断的としては、まさに佐野実の弟子であり「清湯系」の最古参である『支那そばあおば』にやっと時代が追いついたと言ってもいいかもしれません。いやそりゃミシュランが全てじゃないんだけど。その辺の中華料理屋のラーメンとかも普通にミシュラン云々関係なく旨いんだけど。

なんとなく近所の未食ラーメン店を回収しようと思って食べログで「杉並区 ラーメン」って検索して1位から食べたことがない店までずっと下っていったら30位までは回収済みで31位の高円寺「らー麺しんや」が未食だったのでこのタイミングでコレクトします。
エビ伽辣麺です。旨みの粘度がばつぐんの表現でした。
 12月8日(月) くじら食堂@東小金井
国語力検定の結果が非常にしょっぱかったです。

「読む力」「書くための力」「聞く力」「話すための力」「総合的国語力」について全て80%以上得点すると1級合格となるのですが、「読む力」の得点が痛恨の79.3%。まさかの0.7%不足で撃沈の2級合格でした。
ここまで得点できてるならいっそ1級に届いていてほしかったですね。検定自体わりと良問が出ておもしろいのでこれはリベンジ受験もありえるかもしれない。

ひとまず、これでいままでコレクションした検定は、「和食検定2級」 「料理検定2級」 「日本ビール検定2級」「漢字検定2級」「江戸文化歴史検定3級」「語彙・読解力検定準1級」「国語力検定2級」「さかな検定2級」 「接客サービスマナー検定2級」「東京シティガイド検定」「井の頭公園検定2級」「魚食スペシャリスト検定3級」になりました。
次は「耳の中からかぐや姫生み検定」を受けたいと思います。

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オープン一年ちょっとですが東京を代表する大人気店となった東小金井の『くじら食堂』です。評判の塩ラーメン。これは出汁がヤバいです。スープ完飲は避けて通れないです。
 12月7日(日) BBQ HOKKAIDO@吉祥寺 モモンガ@新宿 ささの葉@吉祥寺
十把一絡げゴリラをご存知でしょうか。

例えば、妖怪や幽霊というくくりを気にしない人は「鬼太郎もお岩さんも同じようなもんだろ」と言います。こういうことが十把一絡げゴリラの作用なのです。

ニンジンも大根もキュウリも何食ったって野菜なんだから同じだろとか、「天空の城ラピュタ」も「スターウォーズ」も「おくりびと」も映画なんだから何見たって同じだろとか、そういう発想をもたらすのがこのゴリラなのです。

僕自身は人間もエアーズロックも北朝鮮も地球も米も豆電球もららぽーとTOKYO-BAYもエッフェル塔も永谷園も蛙もなんでも宇宙に存在するものなんだから全部一緒だと思っています。特にあえてこれらを分けて考える必要などありません。宇宙に存在するもんはみんな何だって同じです。

どんなことであれ、細かく考えるということはクソ面倒なのでどこかでそういう雑さを持つことは確実にストレス軽減に寄与しますね。

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年末、一年ぶりに北海道に帰るんだけど色々気が前のめりになってたので北海道の食材が食べられる『BBQ HOKKAIDO』で野菜スープカレーです。
このお店は「もはやスープカレー専門店といってよい」レベルでスープカレーの評判が良いのですが本当に美味しいです。

新宿の『モモンガ』で海老ラーメン。いや、かなりの海老っぷりです。
札幌の『一幻』が新宿に進出して決定的になりましたがこの界隈は本当に海老ラーメンが多いですね。『五ノ神製作所』もラーメン店とつけ麺店の2店舗があるし『優創』もある。馬場まで行けば『けいすけ』もあるし中野まで行けば『イッツシュリンプ』がある。新宿区周辺はまぎれもなく海老ラーメンゾーンです。

『ささの葉』で女医のサオリンと久々に会いました。
「東京ウォーカー」の撮影に来てもらった以来なのでそこそこ久しぶり。僕のこの表情見て一目瞭然なんだけどこれはもう楽しすぎて訳が分かんなくなっちゃってますね。
サオリンは見た目は可愛いんだけど中身はかなり男です。
何よりもノリを大切にしてて酒を最優先に生きてる感じ。今日みたいに『ささの葉』にも平気でひとりで来ちゃうし、さらには飲んだあとはひとりでラーメンで〆ますからね。今日は家系の『武蔵家』で〆てたみたいだけど『中本』とかでも〆てますからね。重い店で〆すぎだろ!全部〆に向いてないだろ!

『ささの葉』の超絶裏ワザメニューであるラープムーがありました。
3年ぶりくらいに食べる気がしますがとにかく圧倒的に旨いんですよ。パクチーの効きがヤバいんですよ。マスターは海外旅行が好きでよくアジアに行ってるんよね。今年だと大連とスリランカに行ってるんです。だけどやっぱタイ料理の旨さには一目置いてるのでこういう感じで再現してくれるんです。
 12月6日(土) 別品@仙川 根室食堂@日本橋 お多幸@日本橋 ささの葉@吉祥寺
「イエヴァン・ポルッカ」をシンセアレンジして歌ったやつの15秒動画をアップしました。

「イエヴァン・ポルッカ」動画へ

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杏林大学のちょい南ですが三鷹市新川の住宅街のような場所に唐突にオープンした『別品』はあまりにも立地がマニアックすぎます。三鷹市とはいってもつつじヶ丘と仙川の方が近いし、近いとはいってもどのみち駅から遠い。なのでいまだ食べログにさえ登録されてないのですが、週替りで出していた牛骨ラーメンが絶品でした。

日本橋の『根室食堂』で箱ウニ。鴎洋水産はガチで根室の水産加工会社で臨場感は抜群です。

ついに憧れの『お多幸』日本橋本店に行けました。「おでん屋」というジャンルでは日本で一番有名だと思います。ほぼ1時間行列して入店できましたが圧倒的な旨さでした。出汁の染み込み方がド迫力。
凶気の沙汰のような旨さを叩き出してた名物の「とうめし」。これはあまりにも反則すぎました。

『ささの葉』です。巨大なアジに柚子をブシャアとぶちまけて食べる。旨すぎる。
 12月5日(金) しゃぶしゃぶどん亭@西武柳沢 ささの葉@吉祥寺 中華街@吉祥寺 富士そば@吉祥寺
フッ…この季節になると古傷が疼くぜ…

なんてかっこつけたセリフは誰が言うんだよ、って思ってましたけど意味が分かりました。「冬」が入って「疼(うず)く」と書くのは理由があるんですね。

2012年にも僕は酒の飲みすぎで極端に免疫力が落ち、喉が腫れて緊急入院して即手術をキメたのですがその時に気管切開したわけですよ。こう、口と鼻から酸素を取り込めないので、喉に穴をあけて直接気管支に酸素を取り込むってやつです。その手術跡が疼くこと疼くこと。結局のところ冬は血行が悪くなるから傷跡に血が行かなくなって疼くってことらしいです。

だから僕は素で「この季節になると古傷が疼くぜ…」って言える立場になったわけですが、疼く理由が「酒の飲みすぎで体を弱めて手術」とか荒唐無稽じゃないですか。普通こういうセリフは過去に戦場に行った人とかが言わないと様にならないわけですよね。サガットがリュウの昇竜拳でつけられた胸の傷とかが疼く時にいうやつなんすよね。

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『しゃぶしゃぶどん亭』でひらすらに食べ放題をキメました。
こういうところで〆で食べるラーメンはめちゃくちゃ旨いですね。

今日の『ささの葉』です。ポクポクライフを見ててくれてる女性2人がいたので僕の気分は究極的によかったです。そしてこのふたりはめちゃくちゃ賢いんですよ。早稲田の法学部出身と慶応の法学部出身なんですよ。そして僕が明治の法学部なのでまさかの法学部出身スリーカードです。
ただ僕だけ格が低いじゃないですか。大学の格も低ければ人間性の格も低かったですからね。右の女性は身長が173センチもあったので写真を撮るときしゃがんでもらいましたからね。それくらい僕の人間性は低いですからね。

そのようなことでこの2人を誘って3人で『中華街』に行きました。
会話の記憶はほとんどないのですがめちゃくちゃ楽しかったのは間違いないです。このような金曜日はあまりにも理想的でした。

『富士そば』で〆た記憶はもはやいっさいないです。
 12月4日(木) クルン・サイアム@吉祥寺 リトルスパイス@吉祥寺 ささの葉@吉祥寺
物理的攻撃が効かないゴリラは事実上無敵です。

このゴリラに対して殴りかかっても触れることができず拳がすり抜けてしまいます。弾丸であろうと爆弾であろうと火炎放射器であろうと全ての物理的攻撃はすり抜けてしまう。そして、厄介なのはこのゴリラが放つ物理的攻撃は逆に全て有効に働くということです。つまり、ゴリラを殴ることはできないのにゴリラには殴られるのです。これが、このゴリラが事実上無敵たるゆえんです。

このゴリラは絶対に物理的な攻撃は効きません。もはやこのゴリラと対決することになったら絶望するしかない。ただ何ごとにも例外はあります。このゴリラを倒す方法が唯一存在するのです。それはこのゴリラを精神的に攻撃することです。このゴリラはとにかくデリケートなので「バカ!」というだけで心に傷を負いショックで即死します。

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吉祥寺で一番人気があるタイ料理屋が『アムリタ食堂』だとしたら吉祥寺で一番美味しいタイ料理屋は『クルン・サイアム』だというのが僕の個人的な印象です。「吉祥寺で美味しいタイ料理屋はどこ?」って聞かれるとやっぱ『クルン・サイアム』は真っ先に挙げますね。どの店も美味しいんだけどここの味は格段に良いです。そしてランチでカオマンガイを出している吉祥寺のタイ料理屋もいまは『クルン・サイアム』だけだと思います。
パクチー別盛りを100円で出す店は多いんだけど、この盛りもどの店より多いです。

『リトルスパイス』でポークカレー。
ブラックカレーが圧倒的に美味しいこの店でそれ以外を注文するのは勇気が要るのですが全メニュー制覇のためにしばらくブラックカレーを食べてません。

今日の『ささの葉』。高知から大学生活を送るために吉祥寺にやってきたモエコちゃん(19歳)です。
少なくとも4年間の吉祥寺ライフが約束されているということは猛烈に素晴らしいことだと思います。
 12月3日(水) ルミエール@吉祥寺 蒙古タンメン中本@吉祥寺
僕が受けた「料理検定」なんかでも出題されるんですがパスタって死ぬほど種類が多いですよね。

大きく「スパゲッティ」などのロングパスタと「ペンネ」などのショートパスタに分かれていて、それぞれべらぼうな種類がある上に、「ラビオリ」のような詰め物パスタとか板状のパスタまであって、イタリア料理の専門家じゃないと到底覚えられないくらいある。

ただ、ショートパスタの「リングイネ」という名称への違和感は僕と似た感覚の人っていると思うんですよ。たとえば、最近だと「デング熱」から「天狗熱」を想起しないのが難しいという事例がありました。あるいは、「マイコプラズマ」から舞妓がプラズマを放つ現象を想起しないのは難しいわけですね。となると、やはり「リングイネ」は「稲の輪」でしかないんですよ。具体的には稲の輪飾りですね。これ。
これが本来的な「リングイネ」だと思うんです。

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吉祥寺南口の雑居ビル4階にあるカフェ『ルミエール』で4種のデリプレート。

今季初の「北極の冬」を食べました。野菜マシのネギトッピング。
 12月2日(火) 支那そばあおば@武蔵境 カッちゃん@三鷹
そういえばこの前僕は車にひかれたんですよ。

何をもってひかれたというのかはあいまいなんですが、まあ、車の下敷きにはなってないですね。ただタクシーの車体に激突して自転車ごと吹っ飛んで地面に倒れたくらいには事故っぽい感じでした。ところが打ちどころが良すぎたのか僕はまったく無傷でした。むしろひかれる前よりもパワーアップしたかもしれないレベルで起き上がったときに力がみなぎってましたからね。タクシーの運転手が恐る恐る車から出てきて「病院に行きましょうか?」って言ってきたんだけど、これは完全に大丈夫なやつなので「いいです」と言ってそのまま自転車に乗ってその場を去ったんですよね。

こういう時は、自己診断で大丈夫だと思っても、あとになって痛みが出るとか、後遺症云々の心配があるからとか、よく調べたら自転車が壊れてたりするとかで、先方の連絡先くらいは聞いておくべきという常識は死ぬほど承知していることだったのですが、あまりにも大丈夫すぎたのでそれさえも要求しませんでした。

あの時、僕が「いいです。大丈夫なんで」と言った時のタクシーの運転手の安堵感といったらありえないレベルでしたね。自分の車にぶつかった人が吹っ飛んで倒れたら、逃げたくてしょうがない気持ちとかやりすごしたくてしょうがない気持ちとかが絶対あるはずじゃないですか。もう、一歩間違えたら職を失うような、人生を棒に振るような局面ですからね。僕が人生の中で他人に与えた安堵感としてあれを上回る事例は他にないんじゃないかと思うんです。連絡先も聞かれずに解放されるのは地獄から天国級だったんじゃないかと思うんです。

ただ、いま思うと僕の方が得るべき安堵感が大きかったんですよ。なぜならあの時僕がぶつかったのがタクシーではなくフリーザだったら僕は絶対殺されていたじゃないですか。だから僕はものすごい強運の持ち主なんです。ぶつかったのがフリーザではなくタクシーだったなんて後世に残るラッキーストーリーでしかないんですね。

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いっさいの隙がない『支那そばあおば』のネギラーメン。

久々の『カッちゃん』でしょうが焼き定食。風邪っぽい時はしょうが焼き定食という僕の定型パターンです。
 12月1日(月) いしはら食堂@三鷹 珈琲 壱番館@三鷹 一風堂@吉祥寺
僕はチャウ・シンチー監督の「少林サッカー」と「カンフーハッスル」があまりにも好きなので同じノリの最新作「西遊記」を見ないわけにはいかないです。
そもそもチャウ・シンチー監督ってのは生粋の鳥山明っ子なので、題材がなんであろうとやってることがむかしからドラゴンボールの実写版的なノリなんすよ。さらには漫☆画太郎クラスの「ぶち壊してなんぼ感」みたいのもあったりする。ようするにバカで豪快で支離滅裂でカッコよくてメチャクチャなものが大好きな小学生男子的感覚が純度を保ってる世界観ですね。男に生まれてきた以上この手の価値観からは一生脱せないと思います。

今回の題材はもろに「西遊記」だから「チャウ・シンチー×鳥山明」という構図が生々しく浮かび上がってくれているし、この2人の止揚的ベストポジションとして究極的なゾーンに突入してしまっていると思いました。

アウフヘーベン上、中国文学史が誇る呉承恩の「西遊記」がテーゼとするなら、日本漫画史の最高傑作である鳥山明の「ドラゴンボール」はリスペクト主体のアンチテーゼ。それが中国にリターンしてジンテーゼとしてチャウ・シンチー監督の「西遊記」に昇華した怒涛感が丸出しです。

いわば、これは歴史やら国家やら表現手法をすべて超えた亜空間コラボレーションとして成就していると思いました。

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『いしはら食堂』で塩辛と生タラコの定食。
『いしはら食堂』のおばあちゃんは僕と同じ北海道出身なので、こういう北海道づいたオーダーすると喜んでくれます。

三鷹北口のかつて『名前を言ってはいけないあの店』があった一角にある昭和の喫茶店『壱番館』でハンバーグ定食です。
平成の世でこういうハンバーグが食べられることをありがたく思いたいです。柔らかい必要もないし肉汁なんて滴らなくていいんです。まさに、こういうのがいいのであります。

『一風堂』で冬季限定の味噌赤丸を食べました。濃ゆい。

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