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 3月15日(水) 麺屋海神@吉祥寺
街を歩いてて指名手配されている桐島聡ポスターが貼り出されているのを見るといつもハッとする。
ていうか、これ、氷川きよしってことで良いんじゃないか。
 
と思ったら、こっちの方が近いか。
  


『麺屋海神』で塩ラーメンを食べました。
新宿店が一番有名だと思いますが、このラーメン屋はホントに吉祥寺にできてありがたいってくらい深い出汁のあっさり塩ラーメンです。
 3月14日(火) みますや@神田 升亀@神田 大越@神田 つじ田@小川町
神田に関しては「東京に神田っていう地名がある」ってだけじゃすまないと思います。

ってのは、神田ってのはめちゃくちゃ細かく地名がある。ウィキペディアから引っ張ってきても、こんなんですよ。
神田相生町、神田淡路町、神田和泉町、神田岩本町、神田小川町、神田鍛冶町、神田北乗物町、神田紺屋町、神田佐久間河岸、神田佐久間町、神田神保町、神田須田町、神田駿河台、神田多町、神田司町、神田富山町、神田錦町、神田西福田町、神田練塀町、神田花岡町、神田東紺屋町、神田東松下町、神田平河町、神田松永町、神田美倉町、神田美土代町
神田区が千代田区になる際に、冠称として「神田」を思いっきり残したようです。
ただ、神田ってのは、江戸時代の躍動感や臨場感が恐ろしいほど名残りを見せているゾーンだと思うんですよね。江戸の地名由来本なんかを見ても出てきますが、すでに消えてしまった神田○○町ってのも20〜30くらいある。
 
こんだけ神田にまみれてたら、神田うのが紛れ込んでても絶対分からないでしょうね。神田ってのは江戸から続く街なので、日本のDNAの源泉みたいな要素もあって、当然に居酒屋なんかもべらぼうな老舗があったりします。昔からやってる由緒正しい老舗もあれば、ガード下という地の利を生かした昭和臭というか大衆臭を生かした店もたくさんある。


1軒目は創業明治38年の『みますや』。
 
数年越しの宿題店だったけど、ついに来ることができました。
 
このレベルになってくると、料理がツマミになるという以前に、歴史がツマミになってくるのですごく良い。古さを利用して方針を高級店化する手法もあろうかとは思いますが、こういう店は、安くて普通のものを出してくれるのが一番うれしいと思います。ちなみに、吉祥寺の最古参『いせや』は創業1928年なので、『みますや』の1905年より23年も若い。

2軒目は『升亀』の本店。ガード下にあって、大衆感が爆発してる居酒屋。
名物のげそ天が本気で旨い。このボリュームで290円ですよ。しかも、土曜日はサービス価格で100円になるっていうんだから意味が分からない。新橋店や品川店だと350円超。

3軒目は『升亀』の隣りの『大越』。ここも大盛況でした。
 
ハマチカマ焼きが280円ってのがすごい。

4軒目。『めん徳二代目つじ田』で〆ました。
 
こう、流行り尽くしたよくある魚介系かと思いきや、その一歩先まで踏み込んだ感じのアレがアレでヤバいですね。旨かったです。
 3月12日(月) 浅草とんてき くに@吉祥寺
「えび」なのか「ゆび」なのか分からなくなったドッペルゲンガール(3歳)。


3月9日にオープンした「ペッパーランチ」系列の店『浅草とんてき くに』に行きました。
 3月11日(日) ソラノイロ@麹町 名前を伏せるべき寿司屋@西荻窪
今日の散歩で印象に残ったスポットです。

まず、写真左の「大學眼鏡」。「学」が旧字だし迫力があって、何だか鹿爪らしいんだけど、そういう知的な要素が「眼鏡」っていう語に収斂して、逆に訳が分からなくなる感じがヘンテコです。
 
写真右の「特急 承ます」がすごい。送り仮名のはしょり方がすでに特急です。少なくとも、普通の電車よりも1里分は早いですね。「り」が飛ばされてるだけに。すみませんでした。

写真左はすごい形状のグラスが売りのビアバーです。初見だと、普通にコテカかと思いました。
 
写真右は、もう、ひたすら意味が分からない鳥のオブジェです。「これはいったい何なのか?」と、どうにか意味を見出そうとしながら1分くらい角度を変えつつ凝視したのですが、やはり、ひたすら意味が分かりませんでした。

今日の江戸散歩は半蔵門からです。
 
左:半蔵門 右:平河天満宮
こう、どっぷり江戸漬けになってますからね、半蔵門に来ただけで、「ついに来たぞ!」って感じで、めちゃくちゃテンションが上がります。半蔵門の地名の由来は、徳川家康がいざという時に逃げ道に使おうと思っていた甲州街道の起点であるこの門を、部下の(現代では忍者として有名な)服部半蔵に守らせていたから。

紀尾井坂に来ました。これはこれでさらにテンションが上がりますよ。「紀尾井」の由来は、「州徳川」「張徳川」「彦根伊」の屋敷があったから。
 
左:紀尾井坂 右:喰違見附殺されスポット)
写真右は、今日の「殺されスポットその1」である「喰違見附」です。この辺で岩倉具視が殺されています。

殺されスポットその1 「喰違見附」: 岩倉具視が殺された。

「ホテルニューオータニ」や「弁慶橋」を見ます。
 
左:ホテルニューオータニ 右:弁慶橋

で、「赤坂見附」の跡ですね。これはヤバイですね。
 
「赤坂見附」っていう駅名の由来ですからね。写真の石垣が江戸時代の「赤坂見附」の名残りです。
簡単に絵にすると江戸時代はこういう門になってました。「これ」ってところが時空を超えた共通の部分。
僕自身、最近、江戸漬けになる前は「見附」っていう言葉の意味を分かってなかったのですが、これは、「侵入者を見附けるための城門」です。江戸時代には何十個も見附があったんだけど、どんどん廃れていった。だって、戦国時代とは打って変わって、江戸時代ってのは平和が260年続くんですからね、侵入者なんかあったもんじゃない。そんな状況で、いちいちこんな仰々しい門があったら邪魔でしょうがない。

写真左は稲荷神社としてはかなりでかい「豊川稲荷」です。本当にでかくておもしろいんだけど説明は省きます。
 
左;豊川稲荷 右:清水谷公園殺されスポット)
写真右の「清水谷公園」は、江戸時代に清水が湧いてたのを人工で復原した公園で、今日2回目の殺されスポットです。この辺で大久保利通が殺されました。

殺されスポットその2 「清水谷公園」: 大久保利通が殺された。

下の写真左は、言わずと知れた新宿アルタです。
 
左:新宿アルタ 右:桜田門
殺されスポット)
写真右が、かの有名な「桜田門」です。今日3回目となる「殺されスポット」ですが、さすがに「桜田門外の変」ってのは有名すぎるので、誰が殺されたかを書くのは野暮でしょうね。でも、一応、書きますが、ここでフランス皇帝のナポレオンが殺されました。

殺されスポットその3 「桜田門」: ナポレオンが殺された。

*****

麹町と半蔵門の中間くらいにある『ソラノイロ』。
『一風堂』系から出たお店ですが、味としての「一風堂感」は皆無ながら、こだわりとしての「一風堂感」は抜群で旨い。「一風堂感」というより、「河原成美感」がすごい気がする。他にない味。

それにしても、『ソラノイロ』っていう店名が粋。「空の色って何色?」って訊かれたら、一瞬、「青」って答えそうになるけど、空の色って、朝、昼、夕方、夜とかで違うし、もっと引けば、天候とか、季節とか、心理状態で違ってくるから危ない。


西荻窪に「生きた伝説」みたいな寿司屋があるんだけど、近々、閉店してしまう。今日はそこに行ってきました。
 
左:刺身 右;大トロ2巻
店名は伏せますね。
「食べログ」の外側にある旨い店ってのは最高なんですよね。まさに、こういう店が最高ですね。
 
左:穴子 右:ウニ
ただでさえ予約でいっぱいで、飛び入りで入れたら奇跡みたいなお店ですが、実際、開店10分前に暖簾をくぐったら、「すみません…、今日は予約がいっぱいで無理です…」と言われながらも、こう、野暮ったく、「30分で良いんで…、どうか…!」みたいなこと言って食い下がったら、「じゃあ、入んなよ」ってことで、入れてくれました。
 
左:あわび 右:イクラ
ドン引きするくらい旨い寿司を食べました。
 3月10日(土) はつね@西荻窪 上海ガーデン@吉祥寺 清龍@吉祥寺
ひとことで「囚われの身」と言っても、これは非常に相対的な問題だと思いますね。

まあ、何かの事情で囚われるとしますよね。で、牢獄にぶちこまれるとする。そして、「お前は死ぬまでこの牢獄に束縛されるのだ」と宣告される。ところが、その牢獄が地球より広くて、南国のように楽園めいた環境で、あらゆる病気を治す医者がいて、毎日、めちゃくちゃ豪華な料理が出てくるような牢獄だったら、逆に、囚われてない人よりも自由じゃないですか。そうなると、「囚われる」とか「束縛」っていう言葉が、いわば、言語としての責任を放棄してしまうわけです。ですからこう、究極的に言うと、言葉が守備している責任の範囲ってのは意外に狭いんじゃないでしょうか。


『はつね』のタンメン。
めちゃくちゃ旨い。首をかしげるくらい旨い。

『上海ガーデン』。
ゆるい空気のお店。

蔵元がやってる居酒屋『清龍』。立地が良くて安いからいつも大盛況。
 3月9日(金) 酒守@西荻窪 ささの葉@吉祥寺 天下一品@吉祥寺
前に、オウムが毒蛇に狙われているのを見かけたんですね。

オウムが毒蛇に噛まれるとその部分が壊死してしまいますね。まあ、恐らくは死に至るでしょう。ですから、オウムに「毒蛇に噛まれると壊死するよ!」なんて声を掛ける。すると、オウムも「毒蛇に噛まれると壊死するよ!」と「オウム返し」てくる。すると、その声に刺激された毒蛇が一気にオウムに噛みつき、オウムの身体は壊死するわけです。つまり、これが「オウムが壊死」です。


西荻窪の『酒守』。穴場的な居酒屋。
 
むかし、この店の斜向かいの焼肉屋でマユモーの妹がバイトをしてた際、体調不良で急に休むことになって、代わりマユモーがバイトに出たらしいけど、どんだけ自由なのか。こう、完膚なきまでのビール党である僕とヒョッコリ君で飲みに行くと、店の瓶ビールを全部飲み干して呆れられるってことがあるのですが、ここでもそれをやりました。

2軒目はハモニカ横丁の『ささの葉』。やはり、ここはケタが違いますわ。
 
まずはヒラメの刺身からのヒラメのムニエルという展開。
『ささの葉』にはメニューがないんだけど、もう、色んなのを勝手に出してくれる。そして、出されるもの全てが豪快で旨い。
 
このネギ焼きとか、しらす大根が『ささの葉』の豪快っぷりを端的に表しています。
 
プリン体祭りですね。鯛の白子からのタラの白子。ドカ盛りの白子がドーン!ドーン!って出てきますからね。めちゃくちゃ旨いです。
 
怒濤のサービスで貝焼きからのアジ焼き。

『天下一品』でめちゃくちゃ贅沢にトッピングする。
KO醤に明太子にネギ。そしてチャーハン。
 3月8日(木) 蒙古タンメン中本@吉祥寺
ハリネズミとかヤマアラシは哺乳類なんだから、生まれる前の赤ちゃんの時は、お母さんのお腹の中にいるわけですよね。

だとしたら、お母さんハリネズミは自ら妊娠した子どものハリによってお腹の中がズタズタになるわけですよ。体内がズタズタに刺されて、お母さんは出血多量とか内臓破裂とかで死ぬわけですよ。当然、お母さんが死ねば、赤ちゃんのハリネズミも死にますね。

つまり、ハリネズミってのは生まれようがないんです。だから、ハリネズミというのは本来この世に存在し得ない。そう考えるのが自然です。


『蒙古タンメン中本』で北極の麺少なめ、野菜増し、ネギトッピング、卓上唐辛子。
猛烈に旨いです。
で、今日は久しぶりにご飯も付けてみた。ご飯を付けるのは炭水化物過多なので、あんまりやらないんだけど、そうは言っても北極のスープにご飯を浸して食べるとめちゃくちゃ旨いのでたまに付けたくなる。

で、これは「半ライスの半分」です。バカみたいな注文ですが、僕は半ライスの食券を買って、「半ライスを半分で」と注文するんですね。

半ライスの半分
ていうか、『中本』の半ライスって全然半ライスじゃなくて、普通の量なんですよ。だから、普通のライスを頼むと、世間一般で言うところの大盛りライスが来るの。
 3月7日(水) 味治@中野 鎌倉酒店@中野
野外イベントのやる気を示すものとして「雨天決行」ってのがありますね。

特に有料の音楽イベントなんかは雨程度で中止してたら、料金の払い戻しとかそういう面倒くさい事務手続きが出てきますから、雨天くらいじゃ決行しますでしょう。ただ、やる気という点で考えると、「小雨決行」ってのは野暮だと思います。これはどっちにも転ぶ保険をかけた表現でスカッとしないですね。「どこまでが小雨でどこからが小雨じゃないのか」なんてことは個々の感覚に帰する問題であって共有のしようもない。この場合、実際に当日が小雨だったら、「やるのかやらないのか」で余計に混乱するのがオチです。

この辺のやる気を追求していくと、やはり、最終的には「天変地異決行」になるかと思います。「今年の運動会は天変地異決行です」なんて言われたら、その意気込みに「よっ!男だね!」なんて言いたくなりますね。

大地から流れ出す修羅の血のごとき赤い溶岩、天空をかち割るかのごとき強烈な閃光を放つ稲妻、轟音に轟音を重ねる雷鳴、大地を激しく殴打する豪雨、怒涛の勢いで地殻は変動し、地表を裏返すような勢いで押し寄せる巨大な津波、建物も森林も山も崩壊され、もはや、阿鼻叫喚の地獄と化した空間で行われる玉入れ競争。


中野のうなぎ居酒屋『味治』に行きました。
『川二郎』という名店を育て上げた親父さんが、その『川二郎』を息子に譲り、新しく出したのがこの『味治』です。
 
で、親族が荻窪で『川勢』を出してますので、『川二郎』『川勢』『味治』の3店を「川二郎御三家」と呼んでいる。

酒屋がやってる最近勢いがあるお店『鎌倉酒店@中野』。ここも品質十分で安い。
 3月6日(火) 麺や はやしまる@高円寺 夜の旅 BASARA(旅の途中)@新高円寺 辰三@三鷹
啓蟄の翌日にカエルが大量発生ってのは粋でした。
 
最近、住宅街の空家の庭に、大量の冬眠ガエルが一斉に目覚めるゾーンがあることを突き止めたのですが、この時期になると、一気にカエルが土の中から出てきて、その辺の住宅街一帯がカエルだらけになる。
 
最初はですね、「住宅街の舗装された路上にカエル」なんていう状況はまるで想定してなかったので、「いったいどこからこんな大量のカエルが湧いてくるんだよ!」ってビックリして、思わず、ひっくりかえるところでしたよ。もう一度言いますよ。ひっくりカエルところでしたよ。こう、ひっくりカエルところだった、という記憶が、いまよみがえるんですよ。もう一度言いますよ。よみガエルんですよ。


今日の1軒目は高円寺の『麺や はやしまる』。塩ラーメンを塩ラーメンを食べました。
2軒目は、かなり南に下って新高円寺の『夜の旅 BASARA』に行きました。昼の営業では『旅の途中』という店名になります。

三鷹の『辰三』で、マユモーが野暮ったく一人飲みをしてたので、こっちも野暮ったく加わったら、82歳の店のマスターと、70代の渋い客二人を相手に大盛り上がり。入り込む余地がないくらいでした。
 
この店が『ささの葉』と似てるのは、マスターの圧倒的なキャラ力、というか、カリスマ力だと思います。『ささの葉』のマスターは、とにかく飄々として、柔よく剛を制す感じですが、『辰三』のマスターは、強烈な江戸っ子。声もでかいしリアクションもでかい。一切の翳はなく、常に「張り」があって、喜と楽でその場を制す感じ。そして、82歳にして毎朝築地に食材を仕入れに行くマスターが出す料理の旨さはハンパないです。
この「あんかけ生姜ご飯」みたいなやつの旨さが度肝を抜いた。
ここ最近、さんざん都心に出たりして色んな有名店で行列しながらメシを食べてるけど、こんなに旨いメシに鉢合わせたことがない。メニューにはなくて、唐突に出してくれたものだけど、こいつは常軌を逸した旨さだと思います。
 3月5日(月) 蘭鋳@方南町
「やろうと思えば簡単にできるけど忍耐が必要なこと」ってのは何か、って考えたら、「賞味期限が切れる日にカップヌードルを食べること」だと思うんですね。
食べてみました。だいたい販売から5ヶ月経って、ついに賞味期限が切れるカップヌードル。
 
さすがに、賞味期限内だけあって、全く普通のカップヌードルと遜色ない味でしたが、これが、明日になって賞味期限が切れると、スープはまるで泥沼のように淀んで、獣が死んだような生ぐさい異臭を放ち、麺はあたかもミミズを食べるような嫌な食感と苦味をまとい、食べた者を二度と回復できないほどに強烈な心神耗弱状態に陥落させるのですから不思議ですね。


方南町の『蘭鋳』。中華蕎麦にネギをトッピングしました。
洗練された煮干し系。で、いま流行りというか、時代に乗りまくってるし、実際に旨い「三河屋製麺」の中細麺。スープまで完飲する旨さでした。「三河屋製麺」の旨さを思い知った店の代表は、もう13年くらい通ってる『支那そば あおば』です。

『支那そば あおば』で思い出したましたけど、こう、僕がこのサイトをやりはじめた2003年辺りってのは、テレビとネットの相乗効果が爆発して、壮絶なラーメンブームになってたんですよ。ラーメン王の石神秀幸の活躍もハンパなくて、僕も随分、いわゆる「石神本」って呼ばれるラーメン本なんかを買ってました。

その、2002年版の石神本で、この『支那そば あおば』の名が初めて表舞台に出た。
石神本のラーメン対談企画で、「料理の鉄人」なんかにも出てる超有名な『リストランテ・ヒロ』の山田宏巳シェフが、『支那そば あおば』をお勧めの店として挙げたんです。これが、いまからちょうど10年前に出た2002年の石神本の記事です。
 
それ以来、『支那そば あおば』は、毎年、石神本に掲載されるようになりました。
ところが、2006年に、その『支那そば あおば』を表舞台に上げた張本人の山田宏巳シェフは逮捕されてましたね。
こう、何だろうな。まあ、こう、笑ったのは確かです。
 3月4日(日) 大黒家天麩羅@浅草 小樽巽鮨(吉祥寺東急)@吉祥寺
今日、散歩しててグッときた映像。
 
左のほうは、「革・レザークラフトならなんでもOK!」というなんでもOK感が出たイラストが良い。右の看板は、「スポンヂ」の「ヂ」が色々と持っていってる。
 
左、「レジ専門店」っていう発想はありませんでした。レジを買う時もその代金はレジで精算になるのでしょうか。右の「おしゃれの店 ダンス用品・婦人服 有限会社ビッグ・バン」における情報の統一感のなさも、実際の商品のディスプレイを含めて素晴らしい。

そして、これは「飾りの立沢」というお店なのですが、肝心の店名が書かれている看板が、その飾りによって隠されて、かなり見づらくなっています。
 
右のほうの看板は「季節の飾り」と書かれているのですが、まさにその季節の飾りによって読めません。この「自分のところの商売道具が、自分のところの看板を隠して、いわば営業妨害をしている」という突拍子もない状況が極めてハイレベルであると言わざるを得ません。

浅草の雷門ってのは、いつだって正面から写真を撮る人で溢れかえってますが、グッと視点を変えて、ここはあえて真下から撮りました。
へえ、龍がいるんだ。


今日の江戸散歩はここら辺。
 
浅草から隅田川沿いを下って、両国の手前で神田川沿いに折れ、浅草橋まで歩きました。要は、橋巡りみたいなもんです。上の江戸地図だとこのゾーンには吾妻橋と両国橋の2本しかないですが、いまは、6本あります。橋がない時代は渡し舟とかをガンガン使ってました。逆に言うと、橋が渡し舟を殺したようなもんですか。
順番に、北から南へ「吾妻橋」→「駒形橋」→「厩橋」。
  
写真だとどれも小さいけど実際は目の前一面が隅田川と橋しかない感じです。ていうか、色分けに工夫があるのに驚きました。赤→青→緑ってなってる。さらに、北から南へ「蔵前橋」→「総武線」→「両国橋」。
  
隅田川を西に折れた最初にある柳橋から見た風景。ちょっと江戸っぽさが残ってる。
ここはもう、船宿がいっぱいあって、江戸時代はバリバリの風俗街。向こうの左奥に小さく見える青いのが浅草橋ですが、今日は、ここを見るために来たようなもんです。

浅草橋ってのは、完璧にいわく付きの場所。
1657年の「明暦の大火」で江戸の人が10万人死んだんですが、浅草橋だけで2万3千人死んでる。火事が原因で2万3千人が一箇所で死ぬってヤバすぎじゃないですか。きょうび、地震や津波でもそんなに死なないですよね。キチガイだとしか思えない。その死にっぷりが壮絶で、ちょっと興味本位バリバリで現場に来たかったんですよ。

江戸時代、ここには「浅草橋門」っていう高さ30メートルの門があった。で、大火が起こるわけですが、ガンガン火の手が迫ってくるから、伝馬町(地図左下)にあった牢獄の看守が、「うっわ、すっげえヤバい火事が迫ってきたから、お前らもいったん逃げろや!」って言って囚人を開放するんですよ。で、みんな浅草橋門の方に逃げてくんです。そしたら、浅草橋門の門番が、囚人が脱獄したと勘違いして門を閉めちゃった。この「門を閉めちゃった」っていうミスから一気に2万3千人死にます。
これは、かなり僕の想像が入ったイメージになるかもしれませんが、要するにこういうことが起こった。こう、まず、浅草橋門が閉まった状態で火の手がガンガン迫っくてる。
何千人っていう人が逃げてくるから、一気に門のあたりがギュウギュウ詰めになって、激突死や圧死が量産される。
みんなバリバリ死んでって、すごい勢いで死体の山ができる。
で、あの手この手で門をよじ登った人も、結局は、石垣に衝突死したり、溺れて死んだり、上から降ってきた人にぶつかって死ぬ。とにかく死にまくるんですね。
で、こう、門のこっち側もあっち側も、みるみる死体だらけになるわけです。なんせ2万3千人ですからね。
で、逆に、後から何とか生き延びて逃げてきた人は、死体の山ができてるんで難なく外に逃げられたっていう。
で、後日、ほとぼりが覚めてから、「やっぱ橋がなきゃダメだよね」って話になってできたのが、さっき最後に写真を撮った両国橋です。

*****

浅草でめちゃくちゃ人気のある天ぷらの老舗『大黒家天麩羅』に行きました。
行列がハンパないです。
海老天丼を食べました。黒いです。

「吉祥寺東急」の北海道物産展に来てる小樽の『巽鮨』で寿司を食べました。
 3月3日(土) 総本家更科堀井@麻布十番 永坂更科布屋太兵衛@麻布十番 坂本屋@西荻窪
今日、最も印象に残った風景。麻布の中国大使館の斜向かいにある建物。
「男・女 サウナ」。これはもう、様々なセンスのズレを重ねて初めて成り立つ風景だと思う。「男・女 サウナ」という商号。建物の形状。緑っていう外壁の塗装色。

ということで、今日は麻布・六本木あたりを散歩しました。もうこの辺は、端的にいえば、「大使館まみれ」ってことで良いと思います。

ザックリとした麻布・六本木の様子
だけど、「大使館まみれ」とは言ったものの、「マグマ大使館」はいっこうに見つからないんですよね。で、この辺の空気って、各国の大使館が集まってるわりには、特に「国のるつぼ」的な様相は呈されておらず、総合的に大人しい都会の風景って感じ。結局、ゾーン的には、六本木ヒルズがことさら異様な存在感を示してると思います。

「タモリのTOKYO坂道美学入門」の書籍アプリをスマホに入れてるんですけどね、23区の中でも港区ってのはめちゃくちゃ坂道が多いです。
 
適当に歩いてても、あちこちで坂道に遭遇します。ちゃんと、表示があるのが良い。
  

都内では、浅草の「浅草寺」の次に古いっていう西暦824年築の「善福寺」に寄りました。
そんだけ古い寺の背景にそびえ立つ「元麻布ヒルズ」の圧倒的な存在感が空気読んでなくて良い。
 
左:善福寺 右:十番稲荷神社
ストレートに都会な麻布十番の街にフワッと現れる「十番稲荷神社」。
ここに参拝に来てた30代前半くらいの、まさに六本木にいそうな女の人がですね、階段を降りきったところで、一瞬、踵を返して上のお稲荷さんに一礼して去っていったのを見たんですが、その様子が粋すぎて心臓麻痺で死ぬかと思いましたね。お稲荷さんってのは、寂しがり屋なのか、めちゃくちゃ無視されるのを嫌うんですよね。だから、江戸っ子はお稲荷さんの前を通ると必ず会釈してたってのがある。

広尾まで行くと、「有栖川宮記念公園」があります。
 

蕎麦ってのは大別すると、「更科」「藪」「砂場」の3種に分かれますが、麻布十番は「更科」の発祥の地。だけど、「更科」の看板について、本家争いっていうか裁判沙汰になってて、ハッキリと店としての元祖を特定するのが難しいことになってる。『総本家更科堀井』は人的に「更科」の元祖の店。
 
で、『永坂更科 布屋太兵衛』は手続き的に「更科」の元祖の店。
この辺の話は複雑ですが、少なくとも、Wikipediaの「更科」を見るとこの2店舗が出てきますから、ザックリと括って、この2店舗をセットで「更科」の発祥とまとめるしかないんじゃないかな。

西荻窪の『坂本屋』。かつ丼の知名度がすごい店。
 3月2日(金) 割烹旅館二葉@小川町 魚昭@吉祥寺 辰三@三鷹 新井家@三鷹 博多らーめん おやじ
こう、「あるイメージ」が頭に浮かんだので、それを絵にして日記のネタにしようと思ったんですけど、「いや、ちょっと待てよ。こういうのを描かせたら、すごい才能を発揮するやつがいるじゃないか」と思い立ったんですよ。日藝出身のスーパー無職であるかずき君ってのがいる。なので、こんな↓感じでTwitterで振ってみました。
その結果がこれ
すごいですね。さすが無職です。いや間違えた。さすが日藝です。僕のイメージより全然緻密でした。
日藝で思い出したけど、全然関係ない話で、いま僕が江戸漬けになってる上で、おもしろい江戸解説本を書く杉浦日向子さんってのが日藝を中退してる。

僕が持ってる杉浦日向子の江戸関係の本
もう亡くなってますし、そもそもはガロ系の漫画家なんですけど、杉浦日向子さんの江戸の詳しさは異常です。実際に江戸に住んでるとしか思えないというか、江戸に住んでたってこんなに詳しくないでしょう。しかも、文章が読みやすくて楽しいから恐ろしいとしか言えない。


ちょっと今日は、一日が濃すぎたのではしょっていきます。
群馬県の高崎にある「ガトーフェスタハラダ」の工場見学からスタートです。
 
いまはもうほとんど手工業みたいなことはやってないけど、かつて、埼玉県の小川町ではめちゃくちゃ和紙が作られていたので、「和紙の里」で紙漉きを見てきました。
 
こう、「紙って何でできてるの?」って訊かれたら「木でしょう」と答えることがはできても、じゃあ、具体的に木が紙になる過程って知らない。それが今日、明らかになったのでかなり儲かった気分でした。

創業260年の『割烹旅館二葉』。
庭園とかがあって、かなり風格がある。
 
このお茶漬けが「日本五大名飯」のひとつ「忠七めし」なんだって。
他の4つは、サヨリめし(岐阜県)、深川めし(東京都・江東区深川)、うずめめし(島根県・津和野町)、かやくめし(大阪・難波)。「誰が日本五大名飯なんて決めたんだよ」とか思ったら宮内庁でした。宮内庁じゃしょうがないや。宮内庁に逆らったら殺されるからしょうがないや。とはいえ、これは旨かった。

吉祥寺に戻って中道通りにあるむかし魚屋だった居酒屋『魚昭』に行きました。
 
刺し盛り2人前と銀ダラの西京焼き
旨いです。ここはその存在をずっと知ってたけど、オープンな店構えじゃないし、吉祥寺のグルメ本にも全く載らないんでハードルが高くて入ったことなかったんだけど、最近はむしろ、ディープであればあるほど入ってみたいってのがありますからね。
 
かき揚げとブリの塩焼き
ここのメニューには値段が載ってない。つまりはオール時価。メニューに値段がないのは、『ささの葉』もそう(『ささの葉』はメニューすらない)だし、ほとんどが裏メニューの『玉秩父』も同じことで、むしろ、信頼関係を前提にした商法なので、吉祥寺という場所柄であればこの期に及んでビビる必要はない。
これは、お店の人が朝築地に行く時に買ってきたクリオネ。今日買ったばかりだって。ていうか、築地でクリオネ売ってるってどんな世界観だよ。

次の店は、これまた激的にディープな三鷹の「八丁特飲街」跡地にある『辰三』。
「特飲街」ってのは「特殊飲食店街」の略で、いわゆる「赤線」っていう売春街のことです。昭和26年っていう戦前の話だから、いまはもうないのですが街の一角にその風情だけは残ってる。この話もやり始めると長くなる。
 
しかし、ここも何を食べても旨いです。夫婦で切り盛りしてるお店なのですが、マスターが82歳。耳が遠いから、こっちが大きな声でしゃべらないと伝わらないんだけど、めちゃくちゃ元気。ていうか、こんなに元気な82歳ってのは実在しうるのだろうか。しゃべる時の身振りが激しいし、目力がハンパないの。しかも、マスターみずから、毎朝、築地に魚介を仕入れに行ってるっていうんだから驚きます。

夜中の12時30分に『新井家』の三鷹北口店。『辰三』とは打って変わって店員も客も若い。
 
三鷹でレバ刺しが食べられる店ってのは貴重ですね。
この店の経営母体は「新井商店」っていう食肉卸売業者で、なおかつ、臓物を十八番にしてるので肉の旨さは完璧って感じです。僕も一時期はちゃめちゃに通った吉祥寺の超人気店『わ』の肉も、この「新井商店」から卸してる。そういや、最近、『わ』に行ってないな。

向こうのカウンターにスラっとした細身で丸顔の若い男の子がいて、それが篠田麻里子に激似だったんですよ。で、「シノマリに似てるねー!年はいくつなのー!?」とか話しかけたら、25歳でしたからね。「年齢までシノマリと同じなのかよ!」みたいな話をしたわけです。ていうか、あの男の子、実は、篠田麻里子だったんじゃないのかな。ていうか、篠田麻里子って誕生日が3月11日なんですよね。いま、「3月11日」っていうのは、激しく負の方向に意味を持って巨大化しちゃってるけど、3月11日が誕生日の人ってキツいんじゃないかな。「3月11日だね!おめでとう!」ってフレーズが危険なことになってますからね。

ひとりで『博多らーめん おやじ』で〆ました。
夜中の2時近くまで飲み倒すという、最高の金曜日の過ごし方でございました。
 3月1日(木) 天下寿司@吉祥寺
この記事にもなってましたが、2012年の「住みたい街・住んでよかった街ランキング」における吉祥寺の立ち位置は無敵の様相を呈しています。

もちろん、この手の話になると、アンケートに答えるサンプルなり、手法なりにバイアスは必ずかかるものであって、このようなお祭り状態であればなおさらですが、「住みたい街はどこ?」と訊かれて、よく知りもせずに、「とりあえず、みんなそう言ってるから」という理由だけで「吉祥寺」と答えている人もたくさんいそうな気がします。そうなると、吉祥寺ってのは、実際に「住みたい街」ではなく「住みたい街ブランドを持っている街」ということになる。バイアスが新たなバイアスを呼ぶ、みたいなことになってると思います。とはいえ、実際に吉祥寺に住んでる立場からするとこの結果は悪い気はしません。

ということで、2012年の「住みたい街・住んでよかった街ランキング」が載っている「東京ウォーカー」と、それとは全く関係ない「知っておきたい魚の基本」を買いました。
中を見てみると、2位の下北沢との得票数の差に笑いました。
ここまで来るとやらせみたいなもんでしょう。例え、やらせじゃないにしてもやらせでしょうね。

さて、僕なりに「なぜ吉祥寺が住みたい街として選ばれるのか」を分析してみたいと思います。それこそ、僕は吉祥寺の中の人間なので、そういうバイアスはかかるという前提になってしまいますが、3点にまとめます。

1:ワニに食われない
吉祥寺にはワニがいません。したがって、ワニに食われることはなく、「ワニに襲われるんじゃないか?」という恐怖とも完全に無縁の街だと言えます。そういう安全面がが吉祥寺の人気につながっています。

2:犯罪をおかしてもギロチンにかけられない
革命期のフランスと違い、吉祥寺においてはいくら残虐な犯罪をおかしても、公衆の面前で公開処刑されるというようなことはありません。そういう文明的な部分が吉祥寺の人気につながっています。

3:毎日、知らない人に刺される
吉祥寺で道を歩いていると、毎日、知らない人に包丁で刺されます。時にはヤリで刺されることもあります。たまに、背中が痒いなあと思っていると、その部分が刺されたりして、そのおかげで痒みが収まることがあり、そういう爽快感が吉祥寺の人気につながっています。


吉祥寺にはラーメン屋がたくさんあるわりに実情はラーメン不毛地帯だと思うところはある一方、とにかく回転寿司屋も多い。なおかつ、回転寿司に関しては不味い店がない、ってくらい、どこも旨いわけですので、もっとこう、「吉祥寺は回転寿司天国です」という声を荒らげたほうが良いんじゃないかと常々思います。

吉祥寺の良質な回転寿司屋の代表『天下寿司』。
 
漫画版の「孤独のグルメ」の舞台になってるお店でもあります。タイムサービスでこの大トロ4巻で240円。そして、ちょっとマニアックなウナギの握りもめちゃくちゃ旨い。

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